50周年のお年忌は 「椿の木」で
2020年10月17日 |
∟ 棟梁の ちゃちゃっと手作り品
《 カンナの日記 》
先日、ご近所さんから
「お年忌で50周忌をする際に、椿の木を支度してと
お寺さんに言われたけど どうすれば良いの?」
と相談された棟梁。
我が家の方では まだ50周忌をするお宅が多いです。
その50周忌の時は、卒塔婆の代わりに
「椿の木」を使います。
椿の木は、文字を書くところを削っておくのですが、
それをご存知の方は 我が家に持って来られるので
いつも棟梁がササっと削って差し上げています^^
この日、ご近所さんが支度された椿の木。
ご自宅のお庭のものだそうです。
立派な椿の木です。
枝は一本のみ付けたまま、後は要らない枝を払い、
文字を書くところを削って 完成です。
お施主さん、ちょっと日数が早めに切って来られたので
「萎れないように水につけておいてね」と
お願いして お渡ししました^^
もちろん、これはお代はいただきません。
我が家も十何年か前に、50周忌を行いました。
50周忌が済むと 仏様から地の神様に変わり、
家の敷地、北西の一角の小さなお社にお祀りします。
今ではなかなか50周忌までお年忌をするご家庭が 少なくなりましたが
改めて大切な事かなと感じます(ー人ー)